読書法

最後まで読めない人へ ビジネス本の正しい読み方

「ビジネス本の7割が読まれずに、本棚に放置される」
これはあながち間違いではないのではないかと思っています。

「ビジネス本ってどうやったら、最後まで読み切れるの?」
「読みきることができるテクニックってあるの?」
という疑問をもつ方もいらっしゃると思います。

ビジネス本を読んでても途中で諦めて、最後まで読めずに悩んでいる人
年間300冊、読書をする私の経験から最後まで読みきるためのヒントをお届けできればと思います。

具体的には

・ビジネス本を最後まで読めない3つの理由
・ビジネス本の正しい読み方

の順番に重要なポイントだけをご紹介します!

3分くらいで読めますし、簡単に実践できて最後まで読める可能性が高くなるので、まずは一読してみてくださいね!

ビジネス本を最後まで読めない3つの理由

読書が得意ではなく、最後まで読めないのには理由があります。
具体的には以下の3つが候補。

①はじめから順番通りにすべて読もうとする
②表紙や帯、目次を読んでいない
③そもそもなぜビジネス本を読むのか?

このようなところです。
わかりづらいと思うので、詳細を解説していきますね。

①はじめから順番通りにすべて読もうとする

本を順番通りにすべて読もうとすると、最後まで読みきる可能性は低くくなる。その理由は、3つあります。

本の大事なところは、全体の数%しかないから

著者の本当に伝えたい内容というのは、本全体の数%に過ぎません。
多くの著者の方々も、本を売るために付け足したりしているのです。
本質的なメッセージ以外は「おまけ」と考えて問題ありません。

費用対効果が少ないから

文章を読むというのは、意外とエネルギーと時間が必要になります。
先ほど説明した通り、本の全体の80%以上が「おまけ」の部分になる。そこに時間とエネルギーを使うと最後まで読みきる体力が残りません。
つまり

・費用 = エネルギーと時間
・効果 = 知識

の効率が悪くなるのです。

興味がないところを読もうとしているから

自分が興味が湧かないのはやる気がでないもの。
好きでもないことをやるのは苦痛で、ビジネス本を読むのもまったく同じなんです。つまり、やる気がなくなることが読みきれないと言わざるを得ません。

②表紙や帯、目次を読んでいない

ビジネス本の誤った読み方の2つ目は、表紙などの目立つところを読んでいないということ。
先ほど説明した通り、筆者が本当に伝えたい内容は全体の数%です。
その内容が最も明確に記されているのが

・表紙
・帯
・目次

なんです。

主にこの3つのしっかりチェックすれば、本の内容がほぼ網羅できると言っても過言ではありません。
例えるなら表紙・帯・目次は、本を読むための地図だといえます。
この3つのチェックしないということは、地図なしで東京から大阪に行くようなもの。だから、最後まで読みきれないのです。

③そもそもなぜビジネス本を読むのか?

最後は、そもそもビジネス本を読む目的はなんなのか?ということです。
ビジネス本を読む目的は、なんらか仕事上の悩みを解決するための知識を得たいからだとですよね。しかし、本を読んでいくうちにその目的がブレてしまいます
例えば
悩みの解決策以外の部分に興味が湧いてしまったり、他の本が読みたくなったり
。だから最後まで読みきれないのです。
ここがブレている人が意外と多いのではないでしょうか。

本質的にまとめると、以下の3つがビジネス本が読めない理由になります。

ビジネス本が読めない本当の理由

①エネルギーと時間とやる気を無駄にしているから
②他ごとに気を取られてしまうから
③目的がブレてしまうから

ビジネス本の正しい読み方

さて前おきが長くなりました。ここから本題のビジネス書の正しい読み方をご紹介します。ビジネス本の正しい読み方とは、以下の3つのステップ。
では詳細を見ていきましょう!

ビジネス本の正しい読み方の3つのステップ

読む目的に沿って本質だけを読む

正しく読むためのガイドラインに沿って自問する

読み飛ばす不安を解消する

ビジネス本の正しい読み方1 読む目的に沿って本質だけを読む

何回か説明した通り、ビジネス書で自分が望む知識が書かれているのは本全体の数%です。そして読めない理由の1つに、読むためのエネルギーと時間とやる気がありましたね。
目的に沿って読み進めていけば、本当に大事な本質だけを読むことになる。そうすることによって、読むエネルギーとやる気と時間を節約できるんです。
さらに他ごとに気を取られることもない。そうすれば読みきることができるのです。
以下の3つのポイントを押さえて、読み進めてください。
読みきることができるようになります!

本質だけを読むための3つのポイント
・読み飛ばす勇気をもつこと
・すべてを覚えようとしないこと
・目的の知識が1つでもあれば良しとすること


ビジネス本の正しい読み方2 読み方のガイドライン

そこで以下のようなガイドラインを元に、自問しながらジネス本を読んでみてください。
この明確でシンプルな基準があれば、読み進めるためのしっかりとした地図になります。

・「ここは読み飛ばしてもいいんじゃないか?」
・「これは目的に合っているのか?」
・「ここを読む必要はあるのか?」

この3つの自問が、目的から逸れそうになっても本来の道に引き戻してくれます。これで安心ですね。

ビジネス本の正しい読み方3 読み飛ばしてしまう不安を解消する方法

ここまでの2つのステップを理解できた方であれば、すでに読みきる能力があるかと思います。
しかし「読み飛ばしたら大事なところを飛ばしてしまうかもよ?」と不安に思う方も思います。
それに対処する方法は、速読で何周か本を読むことです。
この不安を念頭に置いて、速読すればいいやと考えれば不安を解消することができます。
そもそも本のほとんどはおまけなので、読み飛ばしたところで問題はないと自分は考えています。それは人によるとは思いますが。

速読については、以下の記事を参考に読んでいただければ幸いです。

300冊速読してわかった2つのメリット300冊速読してわかった2つのメリット 速読って何のメリットがあるの?やって意味あるの?って問題があると思います 自分も...


まとめ:ビジネス本の読み方

いかがでしたでしょうか?
この記事で少しでもビジネス本が読み切れるようになって、自分の仕事に活かしてもらえたら嬉しいです。
ここで最後のまとめをしますね。

ビジネス本が読めない3つの理由

①エネルギーと時間とやる気を無駄にしているから
②他ごとに気を取られてしまうから
③目的がブレてしまうから

ビジネス本の正しい読み方の3つのステップ

読む目的に沿って本質だけを読む

正しく読むためのガイドラインに沿って自問する

読み飛ばす不安を解消する

本質だけを読むための3つのポイント
・読み飛ばす勇気をもつこと
・すべてを覚えようとしないこと
・目的の知識が1つでもあれば良しとすること

正しく読むためのガイドライン

・「ここは読み飛ばしてもいいんじゃないか?」
・「これは目的に合っているのか?」
・「ここを読む必要はあるのか?」

読み飛ばして不安を解消する
・速読すること

以上です。

ABOUT ME
ひろ
ひろ
山本大貴(やまもと ひろたか) フリーライター。サラリーマン時代、分かりやすく伝えることを武器に営業職として、1取引1500万円以上の取引を5つ以上決めた実績を持つ。 働きながら、個人コンサルやセミナー、読書会などを主催。 ライター未経験から、年間300冊以上の本を読破。書評メディア等で本の要約・感想記事を累計100記事以上執筆。 その実績が認められ、副業時代に複数の企業でライター契約を結ぶ。 ニートから正社員、副業をした後に正社員として働きながら副業でライター業を開始。 「分かりにくい」を「分かりやすい」をテーマに、ライターとして起業。