書評

『書評・感想』 「いまの説明、わかりやすいね!」と言われるコツ

 

『書評・感想』 「いまの説明、わかりやすいね!」と言われるコツ

 

 

「君の話はわかりづらい」「何言ってるのか分からない」「何が言いたいの?」

って言われたことありませんか?

説明することが苦手だと、コミュニケーションがうまくいかない場面があるではないでしょうか。

例えば

・社会人の方であれば、会議でうまく発言できない。

・学生の方であれば、就職試験の面接で失敗する。

など悩んでいる方が多いのではないかと思います。

何を隠そう自分もそうなんですよね。

 

そこでこの記事ではそんなお悩みを解決できる本 「いまの説明、わかりやすいね!」と言われるコツ を紹介します。

結論から言うと、この本はすごい読みやすくてすぐに実行できる良本でした!

 

2分くらいで読めますし、分かりやすい説明を簡単に勉強したい方は、ぜひこの記事を参考にこの本を手にとってみてください!

 

 

こんな人におすすめ

 

説明が下手で悩んでいる人

 

この本は分かりやすく説明する方法が書かれている本だけに、本の内容がめっちゃ分かりやすいです!

すぐに実践できるように、実践シートも付属されているの誰でもすぐに実践可能。

 

サクッと読める手軽さがあり、深い内容を知りたい人というよりは

・うまい説明ってなんぞや?

・どうやってやるの?

って人向けです。

 

おすすめ度 ★★★★★

読みやすさ ★★★★★

読み終えるまでの時間 1時間

 

 

分かりにくい!と言われる2つの原因

 

①動作ではなく、動詞で説明するから

人間は、抽象的すぎることを理解できない生き物。

動詞は分かりにくい表現であり、動作は分かりやすい表現なんです。

なぜなら動詞は抽象的で、動作は具体的だから。

動詞=その言葉だけで見聞きしても「何をしたらいいか」が分からない表現

動作=その言葉を見聞きすれば「どう行動していいか」がわかる表現

 

ビジネス書でよく言われることを例にしてみると

上司から部下に対してのアドバイスの場面で

動詞 = 「仕事をする上で、『目的を意識する』ことが大切だよ」

これは、動作ではなく、動詞で説明されている典型例。

このような説明だと、「目的を意識する」って実際にどうやるのよ?

ってツッコミが入りそうな分かりづらい説明ですよね。

 

動作で説明すると、こうなります。

動作 = 「目的を紙に書いて、繰り返し見てね」

これが正解!

 

つまり、抽象的過ぎる「動詞」の説明は分かりづらいのです。

 

②説明することの数が多過ぎるから

「知っている」と「使いこなせる」では全く違います。

いきなりですが、ベストセラーの「7つの習慣」を全て言えますか?

言えたとしても、実際に実行できている人はほとんどいないでしょう。

 

その原因は、数が多過ぎるから。

人間の脳の処理できる量は多くなので、ほとんど忘れてしまいます。

5〜7個の何の脈絡もない情報を、いきなり説明されても脳はパニックを起こして、しっかり処理できない。

つまり、「分かりづらい」と言われる原因の1つは、「情報」そのものより「情報の量」である。

 

分かりやすい説明の3つの流れ

では「分かりやすい!」と言われる説明は、具体的にどうやったらいいのでしょうか。

これは非常にシンプルで、以下の流れで説明していきます。

 

『情報を整理する』

『考えをまとめる』

『伝える』

 

この流れ通りに準備して、説明ができれば、分かりやすい!と言ってもらいるようになります。

では、1つ1つ詳しく見ていきましょう!

 

情報を整理する

筆者が使っている情報整理シート「エクセル1」を使って情報を整理します。

「エクセル1」とは、マス目を使って情報を見える化するシートのこと。

これを使えば、全体を見ながら、しっかり情報を整理することができます。

 

以下写真の参照

必要なのモノ

・ノート

・ペン

・脳ミソ

このたった3つだけ。

 

書き方は3つの手順に沿って進めるだけ。

 

ノートに4×4の16マスを作ります

左上にテーマと日付を書き込みます

そのテーマを軸に、1マス1情報のルールで書き出していく

 

全て埋める必要もなく、テーマによっては8マスだったり32マスだったり、自由にして良いそうです。

 

考えをまとめる

次にやるべきことは、エクセル1で書き出した内容で、特に重要だと思う情報にペンで丸印をつけるだけです

ここで大事なのは、数を3つに絞ること。

必要かなって思う情報でも、勇気を出して優先順位をつけて選択して下さい。

そうしないと、情報が多すぎて分かりずらいと言われてしまいます。

 

伝える

最後に、伝えたい内容が3つに絞られているので、あとはそれを動作に落とし込むように説明するだけです。

その伝える方法は、3つです。

①ポーズをとる

②見せる

③指さす

 

道案内をするのであれば

地図を見せながら、どこに曲がったらいいのかを指さしながら説明することで、分かりやすい説明が可能になります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

とても読みやすく、初心者向けの本なのかと思いきや、内容もしっかりしています。

実践しやすいように付属のシートも付いていて、筆者の方の優しがを感じる本でした。

これくらいサクッと読める本で、実用的な本は少ないんじゃないかと思います!

 

ぜひ少しでも参考になれば幸いです。

ABOUT ME
ひろ
ひろ
山本大貴(やまもと ひろたか) フリーライター。サラリーマン時代、分かりやすく伝えることを武器に営業職として、1取引1500万円以上の取引を5つ以上決めた実績を持つ。 働きながら、個人コンサルやセミナー、読書会などを主催。 ライター未経験から、年間300冊以上の本を読破。書評メディア等で本の要約・感想記事を累計100記事以上執筆。 その実績が認められ、副業時代に複数の企業でライター契約を結ぶ。 ニートから正社員、副業をした後に正社員として働きながら副業でライター業を開始。 「分かりにくい」を「分かりやすい」をテーマに、ライターとして起業。