タイトル 「親切は脳に効く」デイビッド・ハミルトン
親切の驚くべき「副作用とは?」
その答えがこの本にあります。
親切なことを周りの人にしたいと感じてほしいです。
著者は、「1週間の親切チャレンジ」と「自分でできる50の親切な行為リスト」で具体的にやることを紹介しています。
1週間の親切チャレンジの3つのルール
ルール① 毎日、違う親切をする
ルール② 少なくとも1回は、普段やらない親切を勇気を持って努力する
ルール③ 少なくとも1回は、匿名で親切をする
ぜひこのチャレンジを通じて、親切が良いことだと実感し、親切をしたくてたまらないと思ってください。
こんな人におすすめ
周りの人に対して、冷たい態度を取って自己嫌悪になっている人
自分も経験がありますが、周りに冷たい態度を取ってしまい、寝る前に「なんであんな態度を取ってしまったんだろう・・・」と後悔することがありました。
おすすめ度 ★★★★★(5点)
読みやすさ ★★★★☆(4点)
読むまでの時間 2時間
この本はこんな内容だ
親切が脳に与える影響が書かれているが、難しい専門用語は少なく、読みやすい。
読者にも親切な本なのだ。
この本の面白いところは、数々の実験を通じて信憑性のある内容であること。
親切は、幸せをもたらす
引用
幸福度を測るために以下の実験が行われた
約500人が4つのグループに分けられた
1ー親切を他人にする
2ー親切を世間にする
3ー親切を自分にする
4ー親切を一切しない
実験前と6週間後の心理的、感情的な満足度を測定。
1、2のグループは幸福度が高まった
3、4のグループは大きな変化はなかった
親切は、人間関係をよくする
ワシントン大学で夫婦関係と結婚生活の安定を研究しているジョン・ゴットマンの実験
「カップルが長続きする5対1の魔法の比率」
カップルの会話を調べただけで、2人の関係が長続きするか予測できる。
2人のあいだで、ネガティブな言動1回に対して、ポジティブな言動が5回あれば、2人の関係は長続きする可能性が高い。
著者情報
デイビッド・ハミルトン
イギリス、スコットランド出身。大学で博士号を取得後、イギリス国内の大手製薬会社で心血管疾患について研究していた。退職後、国際救援慈善団体を設立し、大学での指導員や執筆活動をしている。今まで9冊を執筆し、代表作『「親切は驚くほど体にいい」”幸せ物質”オキシトシンで人生が変わる』
自分がこの本を読んだ理由
最近、脳科学を独学していて、親切が脳にどう影響を与えるのか知りたかった。本屋で偶然見つけて、即買いしました!
また、初心者の自分でもわかりやすく、読みやすい本だったというのもこの本を選んだ理由です。