書評

『書評・感想』 ずるい考え方 〜ゼロから始めるラテラルシンキング入門〜

『書評・感想』 タイトル  ずるい考え方 〜ゼロから始めるラテラルシンキング入門〜

 

 

時代の変化が速い現代において、生き残っていくためにはどういう考えが必要だと思いますか?

 

世の中は「常識」や「固定観念」があり、私たちの考える機会を奪っています。

今日の「常識」が、明日の「非常識」になりうるこの現代において、これらはあてになりません。

 

変化を察知していち早く対応できれば、他の人よりも1歩抜きん出ることができます!

だから、自由な発想力と変化に対応できる思考法が必要なのです。

その思考法こそが、ラテラルシンキングです。

 

 

こんな人におすすめ

 

頭が固いことに悩んでいて、自由な発想ができない人

 

この本では、エジソンからスティーブ・ジョブズまで数多くの実例を紹介してます。

それらすべてが、ラテラルシンキングによる自由な発想が使われている。

そして最後に実践問題もあるので、初心者がラテラルシンキングの基本を学ぶのに最適な本です。

 

おすすめ度 ★★★★☆

読みやすさ ★★★★☆

読み終えるまでの時間 1時間

 

 

この本の内容

 

ラテラルシンキングってどういう思考法?

日本語では ‘水平思考’と呼ぶ。考え方の可能性を広げ、モノゴトの本質を考える。

 

  • 常識にとらわれず、自由な発想を可能にする考え方
  • 最短ルートで問題を解決する考え方
  • お金や時間をかけずに目的を達成してしまう考え方

 

〜引用〜

13個のオレンジを3人の子どもに平等に分けるには、どうすればいいか?

普通の考えなら、以下の通り

◆ 4個ずつ分けて余った1個を3等分する

◆ はかりを使って同じ分量ずつ分ける

 

ラテラルシンキングでは?

◆ ジュースにして分ける

 

 

おぉ、いかにも「そんな考えがあったのか!?」と思いますよね〜

このように、常識にとらわれない自由な発想がラテラルシンキングなのです。

 

 

なぜ、ラテラルシンキングが重要なのか?

冒頭で説明した通り、この時代の流れが激しい現代では、普通の常識的な考えでは生き残れません。

必要なのは斬新で、「ずるい!」と他人が悔しがるような考えなのです。

そして何より大切なのは、モノゴトの本質を捉えること。

そうすれば、数多くのアイディアがあなたの頭に浮かんでくることでしょう!

 

 

ラテラルシンキングの身につけ方

では、実際にどうやってその考え方を身につけるのか?

以下の3つの力が欠かせない要素です。

 

疑う力 〜固定概念を打ち破る〜

 

自由な発想に邪魔なのは、固定概念です。

「こうあるべき」や「〜になるべき」のような考え方。

モノゴトに対しては、「なぜ?」や「本当なの?」という、疑うことを忘れてはいけない

 

抽象化する力 〜モノゴトの本質を見抜く〜

 

本質を見抜けば発想が広がります。

そのためには、3つのステップで考えます。

 

①対象の特定 → ②抽象化 → ③具体化

 

事例

対象の特定 = ホテル

抽象化   = 人が宿泊する場所

具体化   = 民泊

 

ホテルは、人が宿泊する場所なので、必ずしもホテルとしての施設である必要ない。

宿泊できるのであれば、他人の家でもいいわけです。

こういう風に、本質を見抜けば、他のやり方を思いつくことができます。

 

偶然を見逃さない力

 

たまたま見つかる面白いこともあります。

例えば以下の2パターンがあります。

 

パンはたまたま小麦のおかゆを炎天下に放置していてできた。

ワインはたまたま飲み物代わりにブドウの果汁を瓶に入れておいてできた。

 

こういう偶然を見逃さず、常にレーダーを貼って記録を残すこと。

そうすれば、アッと驚く発想を得るかもしれません。

 

 

まとめ

 

この本は、実例やイラストが多く使われていて、とても分かりやすいです!

目次や見出しも具体的だし、1時間ほどでサクッと読めちゃいます!

実例を読んで、「そんな考えあったのか!?」と驚くことがたくさんありました。

この本で感じたことは、やはり自分の力で自由な発想で考えることはとても大事だと改めて感じました。

もっと勉強して、斬新で「ずるい考え方」ができるようになって、このブログを育てていきたいと思いました。

 

ただ、初心者が学ぶのには適していますが、完全に網羅したい方は他の本を読んでくださいね〜

他の本も読んでみますので、その際は書評を書きたいと思います。

 

 

 

ABOUT ME
ひろ
ひろ
山本大貴(やまもと ひろたか) フリーライター。サラリーマン時代、分かりやすく伝えることを武器に営業職として、1取引1500万円以上の取引を5つ以上決めた実績を持つ。 働きながら、個人コンサルやセミナー、読書会などを主催。 ライター未経験から、年間300冊以上の本を読破。書評メディア等で本の要約・感想記事を累計100記事以上執筆。 その実績が認められ、副業時代に複数の企業でライター契約を結ぶ。 ニートから正社員、副業をした後に正社員として働きながら副業でライター業を開始。 「分かりにくい」を「分かりやすい」をテーマに、ライターとして起業。