書評

『書評・感想』 小さな習慣

タイトル 小さな習慣 / スティーブン・ガイズ、田口未和

この「小さな習慣」を一言でいうと、誰でも習慣化のノウハウが身に付く本である。

これなら自分でも習慣化できる!と確信を持つことができる。

また専門用語があまり使われていないし、太字も多用されているため読みやすい

前半部分で「小さな習慣」の正体とメリット、後半ではその実践方法が書かれている。

科学的根拠と著者自身の経験から説明されているため、説得力がありシンプルゆえに誰でも実践できる内容である。

とても参考になる本だ。

 

こんな人におすすめ!

 

習慣化を何回も挫折してきた人

習慣を増やしたい人

時間がない人

 

特に習慣化できずに悩んでいる人におすすめだ。これをシンプルに実践していけば、必ず一生モノの習慣を作れる。

「小さな習慣」のみフォーカスして書かれいる。

なぜ「小さな習慣」が優れているのか、なぜ一般的な習慣化は上手くいかないのか

それらを科学的根拠、脳の仕組み、自身の経験から書かれている。

さらに、とても読みやすくさっと読むことができる。故に、すぐに実践できるのだ。

 

筆者情報

 

著者:スティーブン・ガイズ

2004年とり、自己成長ストラテジーの調査と執筆を行なっている。

10年以上間違ったやり方で習慣化に失敗。

自身のブログにて「腕立て伏せ1回チャレンジ」を投稿して話題に。

以後、週に3回のジム通い、本を毎日読む、執筆活動など数々の習慣化に成功。

訳者:田口未和

上智大学外国語学部卒、新聞社勤務を経て翻訳業。主な訳書「英国の幽霊伝説」

引用

デューク大学の研究によれば、私たちの行動の約45%は習慣で成り立っている。

実際には、45%以上に重要とも言える。

なぜなら、習慣とは繰り返される行動のことをいい、その積み重ねが将来の大きな成功または失敗に繋がるから。

つまり習慣を変えることは、自分の生活・人生を変えることと同じ。

良い習慣を身につければ、より充実した生活を送ることができる

そのための手段の1つが習慣を変えるということ。

 

 

「小さな習慣」の正体とメリット

正体

引用

・ばかばかしいと思うほど小さな行動

・小さすぎて失敗できない

・毎日、これだけはやると決めて必ず実行する本当にちょっとしたポジティブな行動

メリット

小さな習慣を設定して、行動していくことがなぜ良いのか。

それは、どんだけ小さな目標でも達成すると充実感を覚えて、もっと行動したくなるからだ。

ホリエモンが「小さな成功体験を積み重ねることが大事」と言っているように、小さな成功が大きな成功の唯一の方法であると私は思っている。

 

「小さな習慣」の実践方法

長くなるので抜粋で紹介。

引用

・スケジュールを着実にこなし、期待しすぎない

・すべてを書き留めておく

・報酬プランを考える

・あまったエネルギーと野心はおまけに使う。目標は大きくしない

特に気になったのは、目標を大きくしない、期待しすぎないというところ。

小さすぎて習慣を大きくするのは駄目だし、自分に期待しすぎるのも駄目。

自分で決めた「小さな習慣」をこなせば、勝手にもっとやりたくなり、それはおまけだと考えろという。

確かに目標を大きくしすぎて、こなせないときは自分はなんて駄目なんだろう。と自己嫌悪に陥った経験がある。

そういうこと防げるのもこの「小さな習慣」ならではだ。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

付箋を貼りまくるくらい良い本でした。本当はもっと紹介したかったですが、長くなりすぎるので・・・

今までの習慣化の本とは違い、科学的根拠もあるし、何より続けられる仕組みがしっかり書かれていた。

一生モノの習慣を作りたい人にぜひ読んで実践してもらいたい。そう思える本でした。

実際に付箋を付けた本です。これくらい良い本だった!と思っていただければ幸いです。

ABOUT ME
ひろ
ひろ
山本大貴(やまもと ひろたか) フリーライター。サラリーマン時代、分かりやすく伝えることを武器に営業職として、1取引1500万円以上の取引を5つ以上決めた実績を持つ。 働きながら、個人コンサルやセミナー、読書会などを主催。 ライター未経験から、年間300冊以上の本を読破。書評メディア等で本の要約・感想記事を累計100記事以上執筆。 その実績が認められ、副業時代に複数の企業でライター契約を結ぶ。 ニートから正社員、副業をした後に正社員として働きながら副業でライター業を開始。 「分かりにくい」を「分かりやすい」をテーマに、ライターとして起業。