文章術

どうして読みにくい?文章にリズムがないからだ

自分の書いた文章って、なんで読まれないんだろう…
何が原因かわからないけど、この文章って読みにくいなぁ…

自分で書いた文章を読み返して、「え?読みにくっ!」っと思う人も多いのではなりませんか?

書いているときは読みやすいように意識して書くけど、後で冷静になると読みにくい文章ができあがるんですよね。

ということで、この記事では「読みやすい文章を書く方法」をお伝えします。

 

本記事の内容
  • 読まれない文章の特徴「リズムが悪い」
  • なぜ、読みにくい文章は「リズムが悪い」のか
  • 「文章にリズム」を出す方法

 

私は未経験からフリーライターとして起業して、「分かりやすい文章」を武器に本の出版や複数のメディアでライターをしています。起業して仕事を獲得できたのも、「リズムが良い文章」が書けたからだと思っています。

誰でもすぐに実践できるので、伝わる文章を書きたい人はちょっと覗いてみてください!

 

読まれない文章の特徴「リズムが悪い」

読みにくい

読まれない文章の特徴は「リズムが悪い」です。

なぜか、スラスラ読むことができず、途中で「ん?どういうこと?」というように読むのに詰まってしまう。そんな違和感を感じるのが「リズムが悪い文章」であり、読まれなくなってしまうのです。

一方、リズムが良い文章とは違和感を感じない文章のこと。言葉の定義がしっかり説明されていて、書き手の伝えたいことが読者に伝わる文章です。

 

リズムは、文章を読む以外においても大切ですよね。

たとえば、お気に入りの音楽を聴いているときに、いつもと違うリズム・テンポで流れると、何か気持ち悪い気がして、すぐ違和感に気づきませんか?

音楽も文章と同じで、いつもの慣れ親しんだリズムを外れると、違和感を感じて、曲を楽しむことはできません。

実はあなたが思っている以上に、モノゴトを解釈するためには「リズム」は大切なのです。

 

なぜ、読みにくい文章は「リズムが悪い」のか

読みにくい1

「リズムが悪い文章」が読みにくい原因は、「文章のつなげ方」がオカシイからです。

文章の切れ目が分かりにくかったり、話が逸れたり、わざわざ「えっーと、これはこういう意味で〜」と考えながら読む文章「リズムの悪い文章」は、違和感を感じますよね。

具体的にリズムを悪くしているのは、以下の2つです。

 

文章のリズムを悪くしている2つの要素
  • 接続詞を使っていない(少ない)
  • 句読点を使っていない

 

以下のように、接続詞と句読点を正しく使えないと、読まれない文章になってしまいます。

年金があてにならない若年層は将来苦しむことになる。少子高齢化がもっと加速し、給料も増えないにも関わらず客からの要求は増えるからだ。現代では、本業とは別の収入源を持っておくことが大切だ。

年金があてにならない若者層は、将来、苦しむことになる。少子高齢化がもっと加速し、給料も増えないにも関わらず、年金は減り続けるからだ。
つまり、現代では、本業とは別の収入源を持っておくことが大切だ。

いかがでしょうか。1つ1つの文章はおかしくない。しかし、どうも論理的ではないし、文章のつながりが感じられないですよね。

 

具体的な改善点
  • 接続詞 → 「〜増えるからだ。つまり、現代では〜」
  • 句読点 → 「〜若者層は、将来、苦しむ〜」 、「増えないにも関わらず、客から〜」

 

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文章にリズムを出す方法

文章力はどうやった伸ばす?5

「文章のリズム」が読みにくい文章を作っていること、「文章のリズム」を悪くしている原因は、接続詞と句読点であることを説明してきました。

ということで、具体的に接続詞と句読点を使いこなす方法をみていきましょう!

 

接続詞の役割と種類、具体例

接続詞の役割は、前後の文や節などをつなげること。文章の関係性を明確にすることで、読者の理解を促し、読みやすくする効果があります。

以下は、主な接続詞の一覧です。

 

種類 意味 接続詞
順接 前の内容が理由となり、後ろの内容が結果になることを表す だから、そのため、したがって
逆接 前後の内容が、違う結果になることを表す だが、しかし、ところが
並列 前後の内容を並べて表す また、かつ
添加 前の内容に、後ろの内容を付け加える そして、しかも、そのうえ
対比 前後の内容を比べる 一方、逆に

 

これらの接続詞を正しく使いこなせば、文章にリズムをつけることができ、読みやすい文章になります。

楽しく暮らすには、良い人間関係が必要です。しかし、趣味が楽しんでいるため、人と出会う機会がありません。そのため、時間を作って人の集まるイベントに参加しようと思います。

いかがでしょうか。以上の文章は、順接と逆接を使った文章です。違和感なく読みやすい文章になっていると思います。

 

 

 

句読点の役割と種類、具体例

句読点の役割は、文章を区切ること。文章のカタマリを明確にすることで、読みやすくする効果があります。

以下、句読点を使う場面を列挙しました。

 

句読点を使う5つの場面
  1. 接続詞の後
  2. 長い主語の後
  3. 意味を区切りたいとき
  4. 連続した、ひらがなが続いたとき
  5. 主語か、述語の誤訳を防ぐとき

 

句読点を正しく使えこなせば、文章をカタマリとして読めるため、読者が理解しやすくなります。

句読点を使わない例と、使った例でいかに読みやすさが違うか、実感してみてください。

昨今のAI時代では人間関係の面でメリットとデメリットがある。デジタル機器によって人とつながる機会が増えたが人とのつながりを深くする機会は減った。AI時代をうまく生きるにはデジタルとアナログを使い分けることが大切だ。

昨今のAI時代では、人間関係の面で、メリットとデメリットがある。デジタル機器によって、人とつながる機会が増えたが、人とのつながりを深くする機会は減った。AI時代をうまく生きるには、デジタルとアナログを使い分けることが大切だ。

どうですか。句読点を使うことで、区切りが分かりやすくなり、文章にリズムが生まれるでしょう。

 

まとめ:読まれる文章は「リズム」が大切

いかがでしたか。最後にまとめておきますね。

 

〜どうして読みにくい?文章にリズムがないからだ〜

★読まれない文章の特徴「リズムが悪い」

→リズムが悪い文章は、違和感を感じる

→モノゴトを解釈するには、リズムが大切

 

★なぜ、読みにくい文章は「リズムが悪い」のか

→接続詞が正しく使っていないから

→句読点を正しく使っていないから

 

★「文章にリズム」を出す方法

→前後の文章に応じて、接続詞を使いこなす

→5つの場面に応じて、句読点を使いこなす

 

 

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ABOUT ME
ひろ
ひろ
山本大貴(やまもと ひろたか) フリーライター。サラリーマン時代、分かりやすく伝えることを武器に営業職として、1取引1500万円以上の取引を5つ以上決めた実績を持つ。 働きながら、個人コンサルやセミナー、読書会などを主催。 ライター未経験から、年間300冊以上の本を読破。書評メディア等で本の要約・感想記事を累計100記事以上執筆。 その実績が認められ、副業時代に複数の企業でライター契約を結ぶ。 ニートから正社員、副業をした後に正社員として働きながら副業でライター業を開始。 「分かりにくい」を「分かりやすい」をテーマに、ライターとして起業。