文章術

どうやって文章力を伸ばす?簡単に書ける「文章の型」

どうやって文章力を伸ばす?簡単に書ける「文章の型」

文章力がなかったのが、あっという間に得意に!

 

だれでも簡単にスラスラ書ける方法、試してみませんか?

 

「1つのブログ書くのに、5時間かかってしまった…。」

 

文章に慣れていない人にとっては、文章を書く作業は至難の技に思えるんですよね。

 

この記事では、「どうやって文章力を伸ばすの?」と疑問の人に【文章力を鍛える3つのステップ】をお伝えします。

 

本記事の内容
  • 良い文章を理解する
  • スラスラ書ける5つの「文章の型」
  • 書く習慣を作るにはSNS

 

私は副業としてライターをしています。未経験ながら、いきなり4つのメディアからお仕事をいただくことができたのは、本記事のような「文章力を伸ばす方法」を実践したからです。

 

3分ほどで読めてしまうほど簡単に書きましたので、ぜひ一読してみてくださいね!

 

どうやって文章力を伸ばす?『良い文章』を理解する

文章力をどうやって伸ばす?1

文章力を高めたい!と思っている人は、まず「良い文章」とは何かを理解しましょう。

良い文章の要素は、自分が目指す文章によって違います。たとえば、人を感動させる文章を書きたいなら、起承転結での展開やストーリー、感情を盛り込むことが必要でしょう。

一方で、人にわかりやすく伝えたいなら、結論から伝えることや無駄な表現をさけることが必要なのです。

つまり、「良い文章」とは目的によって変化するものです。

 

かんたんに目的別の「良い文章」をまとめておきました。

 

感動を与える文章
  • リアルなエピソードが書かれている
  • 様々な角度から書かれている
  • 感情がこもっている

「1週間前、私は軽井沢に旅行に行きました。同級生の友人と楽しく過ごしました。友人とは、充実した表情でお別れしました。」

「1週間前、私は1年前から計画していた念願の軽井沢に旅行に行きました。同級生の友人と、雑誌でリサーチした噂の洋風カフェで、2時間も話し込んでしまうくらい楽しく過ごしました。友人とは「来年は金沢に旅行にいこう!」と言って、笑顔でお別れしました。」

 

わかりやすい文章
  • 一文が短い
  • 結論から伝えている
  • 専門用語を使わない

「営業マンは、取引先の人に積極的にアプローチだけではなく、社内でのコミュニケーションも大事である。成果を上げるため、出世するためには、積極的対話と相互理解がだからだ。上司はもちろん、部下や同僚と話をする「社内営業」が必要である」

「営業マンは、取引先の営業以外にも、「社内営業」が必要である。成果を上げるため、出世するためには、円滑なコミュニケーションが欠かせないからだ。上司はもちろん、部下か同僚と積極的に話すことが必要である」

 

「感動を与える文章」と「わかりやすい文章」の2つを例として、「良い文章」を説明しました。

しかし、まだまだ伝えきれないほど、文章とは奥深いもの。

「どうやって文章力を伸ばすか」と知りたくなる気持ちも分かりますが、その前に「良い文章の正体」を知ることから始めましょう。本や雑誌、WEBコラムなどの良質な文章に触れることが大切です。

 

分かりやすい文章を書きたい人には、山口拓朗さんの本が参考になります。ぜひ、一読してみてくださいね!

 

 

 

どうやって文章力を伸ばす?:『文章の型』を使いこなす

文章力をどうやって伸ばす?2

あなたは、「守破離」を知っていますか?

最初は師匠の教え・型を守り、すべてを身に付けた後、自分なりにアレンジすることで師匠を超え、1人前になっていく。

武道やスポーツで使われる表現で、師匠関係を表す言葉です。

 

わたしは、文章もスポーツと同様に「守破離」=「文章の型」が大切だと思っています。もしはやく文章力をあげたいと思うなら、「文章の型」を使ってみましょう!

 

では、「文章の型」とはなにがあるのでしょうか。だれでも簡単に使いこなせる5つをご紹介しますね。

 

5つの「文章の型」
  1. 結論先行型
  2. 優先順位型
  3. 効果提案型
  4. 主張型
  5. 物語型

 

速く、文章力を伸ばしたいなら、5つの型を意識して書いてみてください!

 

文章の型①:結論先行型

結論先行型は、効率よく文章のメッセージを伝えることに役立つ型です。WEB上でもっとも使われている型であり、PREPとも呼ばれています。

簡単に、わかりやすく伝えられるので、使い勝手の良いテンプレートですね。

結論先行型の使い方

「結論」

「理由」

「事例」

「まとめ」

 

4つの流れで文章を書きます。

 

結論:私はサラリーマンを辞めます。

理由:旅をしながら働きたいからです。

事例:たとえば、1年の半分をスペインで生活したり、日本一周しながら働くなどです。

まとめ:つまり、自由に生活したいのです。

 

どうでしょうか?

結論先行型を使えば誰でも、ムダなく、読み手にストレスを与えないスマートな文章を書けます。

 

文章の型②:優先順位型

文章力はどうやった伸ばす?5

優先順位型は、いくつかの情報を伝えるときに、優先度が高い順に書く文章の型です。もっとも大切な情報を先に書き、優先度が低いものを付け加えていきます。

情報量が多くても、整理されているため、読みやすいのが特徴ですね。

 

優先順位型の使い方

「優先度1位」

「優先度2位」

「優先度3位」

 

情報の数は書きたい内容によって変動しますが、優先度の高い順に並べるのは変わりません。なお、この型では “接続詞” の使い方が重要になってきます。「また/さらに/加えて」などの「付加の接続詞」を使いましょう。

 

優先度1位:海外の素晴らしさは、違う文化に触れられることだ。

優先度2位:また、よりいっそう日本の便利さを実感することになる。

優先度3位:加えて、視野が広がり多くのビジネスチャンスを得るかもしれない。

 

接続詞のおかげで、スッと頭に入ってきますね。

うまく接続詞を使うことで、違和感なく文章を仕上げることができます。

 

文章の型③:効果提案型

効果提案型は、読者にして欲しい行動があるときに使える文章の型です。

使いこなせば、高確率で相手に行動を起こさせることができます。

 

効果提案型の使い方

「現状」

「提案」

「具体案」

「効果」

「方法」

 

5つの流れで文章を作ります。

 

現状:うちの会社は仕事の生産性がよくありません。

提案:そこで、有休消化率を高めることを提案します。

具体案:各部署の仕事を分担して仕事に支障が出ないようにすれば、休んでも問題ありません。

効果:休みを取れれば、ストレスも減り、より効率的に仕事ができるはずです。

方法:まずは段階的に有給を使えるように、各部署に仕事の分業化を進めましょう。

 

効果提案型でのポイントは、しっかりメリットを伝えること。さらに、根拠を示して説明することです。相手にどうやって賛同してもらうのか、考えて文章を作っていきましょう。

 

文章の型④:主張型

主張型は、文章の中で主張したいときに使う文章の型です。優先順位型と同様に “接続詞” を効果的に使うことで、違和感ない文章を作れます。「なぜなら/とはいえ、しかし」などを使いましょう。

 

主張型の使い方

「主張」

「理由」

「事例」

「読者の反論を先回り」

「再び主張」

「まとめ」

 

6つの流れで文章を構成します。

 

主張:ビジネスを成功させたかったら、メンターを見つけるべき!

理由:なぜなら、すでに成功している人からの知識は有益だからです。

事例:私の周りにもいるビジネスで成功している人も、メンターがいる人が大半だ。

反論の先回り:もちろん、全員がそういうわけではなく、本を読んで実践して成功した人もいるでしょう。

再び主張:とはいえ、時間とエネルギー、お金を考えれば、圧倒的に速いのはメンターがいる人だ。

まとめ:迷っている人がいるなら、まずは信頼できるメンターを探すことから始めよう!

 

主張型のポイントは、「読者の反論を先回り」を想定して、読者と議論を交わす感覚で文章を書くこと。本当に目の前にいるイメージだと、説得力を持たせようと文章に熱がこもり、主張のレベルが上がりますよ!

 

文章の型⑤:物語型

物語型は、人の感情を揺さぶったり、共感を得るときに使う文章の型です。文章に高低差をつけることで、人を惹きつけることができます。

 

物語型の使い方

「挫折」

「転機」

「決意」

「現在」

「目標」

 

5つの流れで文書を紡ぎましょう。

 

挫折:小学生時代、私はいじめられていた過去があります。

転機:私の人生が変わったのは、とある1冊の本でした。「強くない主人公が、成長し強くなっていく物語」です。

決意:主人公の勇気に共感した私は、同じように成長しようと決意しました。

現在:以来、嫌なことがあっても「あの本の主人公」を思い出して、勇気をもらっています。

目標:今では、主人公のように立派な1人の男として生活したいです。

 

物語型のポイントは、ネガティブな要素(挫折)とポジティブな要素(現在・目標)の高低差があると、人を動かす力が大きくなることです。

実際に物語型を使ってプロフィールを書きました!よかったら読んでみてください!

読書ライター「ひろのプロフィール」
プロフィール「うわっ・・・僕の文章、ヘタすぎ・・・?」 ネタではなく、2018年にブログを始めたことで、僕は文章を書き始めました。 ...

 

 

どうやって文章力を伸ばす?:『書くことを習慣化』

文章力をどうやって伸ばす?3

文章力を上げるには、文章を継続して書くしかありません。

いくら「良い文章」を知って、「文章の型」を使っても、使いこなせなければ意味がないからです。文章力を鍛えるには、書く習慣を作ること。地道な努力が必要なのです。

 

文章を書く習慣を作るには、TwitterかFacebookがオススメです。

ブログも良いと思いますが、アイキャッチ画像の作成や文字の装飾など、文章を書くこと以外の手間と時間がかかってしまいます。文章力を高める目的で、書くことを習慣にするならSNSが手っ取り早いです。加えて、文字の制限の関係上、「少ない文字数でわかりやすく伝えるか」を考え投稿するため、より文章力のアップにつながるでしょう。

 

毎日1ツイートからでもいいので、継続して文章を作り、誰かみられる場所に投稿しましょう。最初は慣れていないので辛いかもしれませんが、慣れれば必ず力になります。「辛いのは文章力が高まっている証拠」と踏ん張って、毎日継続することを心がけましょう!

 

まとめ:どうやって文章力を伸ばす?

いかがでしたでしょうか?長くなったので、最後にまとめておきます。

 

どうやって文章力を伸ばす?

★『良い文章』を理解する

 ・良い文章とは、書きたい目的によって変わる

 ・本や雑誌などの良質な文章からインプットしよう

 

★『文章の型』を使いこなす

 ①結論先行型

 ②優先順位型

 ③効果提案型

 ④主張型

 ⑤物語型

 

★『書くことを習慣化』

 ・文章を書く地道な努力が文章力を上げる

 ・ブログではなく、SNSに1日1ツイートでも投稿しよう

 

 

 

スキルを取得したいときは、理想のものがどうなっているのか理解し、真似してやってみて、試行錯誤を繰り返すしかありません。

スポーツでも勉強でも、文章でも同じですよね。

 

最後に私が好きな習慣化の言葉で終わります。

 

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。

元プロ野球選手 イチロー

 

 

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ABOUT ME
ひろ
ひろ
山本大貴(やまもと ひろたか) フリーライター。サラリーマン時代、分かりやすく伝えることを武器に営業職として、1取引1500万円以上の取引を5つ以上決めた実績を持つ。 働きながら、個人コンサルやセミナー、読書会などを主催。 ライター未経験から、年間300冊以上の本を読破。書評メディア等で本の要約・感想記事を累計100記事以上執筆。 その実績が認められ、副業時代に複数の企業でライター契約を結ぶ。 ニートから正社員、副業をした後に正社員として働きながら副業でライター業を開始。 「分かりにくい」を「分かりやすい」をテーマに、ライターとして起業。