「読書しても記憶に残らない」
「本を読んでも、内容を思い出せない」
そういう方は多いのではないでしょうか。
いきなりですが「読書を記憶に残す方法」と聞いて、何か思いつきますか?
その答えの1つは、「本の内容はそのまま記憶しない方が良い」です。
これを聞いて「???」と思うかもしれませんが、実際にこの方が記憶に残ります。なぜなら、科学的に証明されていることだからです。
この記事は、読書を記憶に残す方法を、専門用語を使わずに簡単に紹介していくことがテーマです。
その方法とは、認知心理学の観点から実験・立証されていること。
ワシントン大学などの心理学者によって、科学的に根拠がある方法なんです。
具体的には
・記憶するメカニズム
・読書を記憶に残すための4つのステップ
の流れで紹介していきます。
専門用語を使わずに、誰でも簡単に理解できるように説明していきます。
では早速見ていきましょう!
この記事では、科学的根拠の部分は省略させていただきます。
なぜなら、膨大な説明量とわかりにくい専門用語が羅列されるからです。
根拠の詳細については、次の記事でお伝えいたします。
何卒、ご理解をお願い致します。
目次
記憶するメカニズム
読書を記憶に残す方法をお伝えする前に、記憶とはどうやって作られるのかを簡単に解説しますね。
記憶とは、3つのステップから作られています。
脳に新しい記憶をインプットする
↓
記憶を長期記憶にする
↓
記憶を思い出しやすくする
簡単に説明すると、こんな感じです。
では早速、詳細を見ていきましょう!
脳に新しい記憶をインプットする
まずは、読書によって新しい知識を脳に取り入れること。簡単に言うと、覚えることです。
例えば、起業したい人が読書をするとイメージしてください。
ここで新しい知識「経費・コストは最小限にすることが成功のコツだ」を読んだとします。
これが、覚えるということ。つまり、脳内に新しい記憶をインプットします。
当たり前ですが、記憶のための第一ステップですね。
記憶を長期記憶にする
次は、短期記憶を長期記憶にすることです。
この2つの違いは
短期記憶 = すぐに忘れてしまう記憶
長期記憶 = 忘れにくい記憶
と言えます。
この忘れやすい記憶を忘れにくい記憶にする。これが第二ステップです。
記憶を思い出しやすくする
3ステップの最後は、記憶を思い出しやすくすることです。
少しわかりづらいかもしれませんが、何かは覚えているんだけど、言葉が出てこないみたいな、あの感じです。
例えば、10年くらい前の芸人で「なんでだろ〜♫なんでだろ〜♫」って歌ってギャグをしてた、2人組のコンビ名ってなんだっけ?みたいな感じ。
これに答えを出すのが、記憶を思い出しやすくするってイメージ。
つまり、脳という膨大なハードディスクから記憶を取り出しやすくすることですね。(そのコンビ名は、テツandトモです。自分はリアルに思い出せませんでした 笑)
まとめると、記憶のメカニズムとは
①記憶をインプットする
②記憶を長期記憶にする
③記憶を思い出しやすくする
以上です。
では、ここからは読書を記憶する方法をご紹介していきます!
読書を記憶に残すための4つ方法
では早速、具体的な読書を記憶に残すための方法を説明していきます!
その4つのステップは、こちらです。
①メモする
↓
②自分の言葉に言い換える
↓
③小テストする
↓
④復習する
以上です。どうですか?実にシンプルでしょう。
では詳細を説明してきます!
読書を記憶に残す方法1:メモする
これは記憶のメカニズムで説明した、脳に新しいイメージを作る工程です。
記憶するために読書した内容をメモしましょう。そうすることで、記憶のイメージを脳に焼き付けます。
ここで「覚えるだけなら、メモする必要あるの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、メモすることは非常に大事です。
なぜなら2つの理由があるから。
①記憶のイメージをより鮮明に作れるから
②次のステップ(自分の言葉に言い換える)を手助けするから
実際に書くことで記憶できることが証明されていますし、次のステップがより効果的になります。
ということで、覚えるためにも読書内容はメモしてください。
読書を記憶に残す方法2:自分の言葉に言い換える
2つ目のステップは、読書内容を長期記憶にする工程です。
ここではステップ1でメモした内容が役に立ちます。
言い方は自分なりでいいので、メモした内容を自分の言葉に言い換えてください。
例えば、記憶のメカニズムの事例で説明した「経費・コストは最小限にすることが成功のコツだ」という知識を、私なりに自分の言葉にしてみます。
「経費・コストは最小限にすることが成功のコツだ」
↓
「自分の維持費は、無駄がない必要な分だけにしよう」
「コストは少ないほどいいよね」
こんな感じ。これに正解はないので、好きなように言い換えてください。
ここで実際にやってみてください。あることに気づくと思います。
それは『結構、頭を使う』ということ。
この頭を使うのが良いんです。この少しの努力によって、短期記憶を長期記憶にしているんです。
読書を記憶に残す方法3:小テストにする
3つ目のステップは、長期記憶に変換する手助けをしつつ、思い出しやすくする工程です。やるべきことは、簡単。ステップ2の自分の言葉に言い換えたことを小テストにするだけ。
先ほどからの読書の知識「経費・コストは最小限にすることが成功のコツだ」を例に説明します。
言い換えた後の「自分の維持費は、無駄がない必要な分だけにしよう」を使って小テストを作りましょう。
Q.起業で成功するために、必要なことは?
↓
A.自分の維持費は、無駄がない必要な分だけにすること
このようなイメージで作ります。
やるべきことは、しっかりと問題に対して考えて、答えを出そうとすること。
間違っていてもいいので、その努力を怠らないようにしましょう。
何で作るかというと、紙の単語帳を使うか、単語帳のアプリを使うかどちらかです。
このように、記憶に残すには読書した内容を小テストにすることで忘れにくくなります。
アプリは無料で使える、reminDOがオススメです。
https://remindo.co/
読書を記憶に残す方法4:復習する
最後の4つ目は、記憶を思い出しやすくする工程です。
やることはステップ3で作った小テストを使って復習すること。ここでは復習のポイントをお伝えします。
それは
・復習する回数
・復習するタイミング
です。
実はこれは、読書の何を記憶にしたいとか内容によって様々なので、私が実践している内容をお伝えします。
復習する回数:1ヶ月に5回
復習するタイミング:読書した日を2019年1月1日(火)とすると
・1回目→1月2日(水)
・2回目→1月5日(土)
・3回目→1月12日(土)
・4回目→1月19日(土)
・5回目→1月26日(土)
1回目の復習は、読んだ日の次の日
2回目の復習は、1回目の復習の3日後
3回目の復習は、一週間後
あと2回は、一週間後
このように、2回目までは徐々に感覚を伸ばしていって、3回目以降は一週間ごとに復習する。
この1ヶ月のサイクルを達成して、長期記憶になったと判断します。
このような感じです。
ここでの注意点は、もしどこかのタイミングで小テストを間違えたり、覚えていなかったするときです。その場合は、以下のようにしてください。
例えば、3回目の1月12日(土)で間違えたとします。
その場合は復習回数をリセットして
1回目の復習→1月13日(日)
2回目の復習→1月16日(水)
こんな感じです。
まとめ:読書を記憶に残す方法
いかがでしたでしょうか?
長々と書いたので、ここでまとめておきますね
いかがでしたでしょうか?
長々と書いたので、ここでまとめておきますね。
記憶のメカニズム
・脳に新しいイメージを作る
・記憶を長期記憶にする
・記憶を思い出しやすくする
読書を記憶に残す方法
①メモする
②自分の言葉に言い換える
③小テストする
④復習する
以上です。
後日、科学的根拠を提示しながらしっかりと説明した記事を投稿します。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください!